出資法が定める上限利率、年20%を超えた高利率で貸付を行う業者はすべてヤミ金です。こうした違法な貸付によって発生した借金には返済義務がありません(民法708条)。
しかし、ヤミ金業者は暴力団と関係性が深いため、暴力的な取立行為によって返済を強いられているケースがほとんどです。ヤミ金業者の取立行為は執拗で、法律で禁止されている夜間の取立行為や近隣住民をも巻き込んだ強引な取立行為を平然と行います。
執拗な取立が原因で少しでも金銭の支払いをしてしまうと、ヤミ金業者は取立をストップするどころか、かえってヤミ金業者のターゲットにされてしまうのです。つまり、ヤミ金業者に金銭の支払いをすることは、何の問題解決策にならないのです。
もしヤミ金から借金をしてしまった場合、すぐに弁護士などの専門家へ相談しましょう。相手は暴力的な手段も用いてくる集団ですから、個人で対処しようとしても問題解決は不可能です。また、警察には民事不介入の原則があるため、ヤミ金被害への対応が遅れることがあり、場合によってはまったく話を取り合ってくれないこともあります。だからこそ、法律の専門家である弁護士などに相談し、法的対応策を講じることが効果的なのです。
伊藤幸紀法律事務所は、慰謝料・損害賠償請求や、示談交渉、事故後の対応の仕方などの交通事故をめぐるさまざまな法律相談を承っております。
当事務所は名古屋市内をはじめ、愛知県、三重県、岐阜県各地のご相談に対応しています。
誠実な対応をモットーに、相談者様に寄り添ったサポートを全力で行っていきます。お困りの際はお気軽にご相談ください。
違法な借金の取り立てへの対応策
伊藤幸紀法律事務所が提供する基礎知識
-
離婚裁判とは?流れや期...
夫婦の一方ないし双方が離婚を考え、目指そうとするときにはさまざまな方法が存在しています。 以下で...
-
退職金が財産分与の対象...
■退職金が財産分与の対象になるケース 退職金は財産分与の対象になる場合があります。 退職金は賃金の後払...
-
面会交流権
面会交流権とは、別居親が子と会ったり、手紙や電話で交流したりすることができる権利です。面接交渉権とも呼...
-
悪徳商法
悪徳商法とは、正当な販売行為を装いながら消費者から金銭をだまし取る詐欺的商法をいい、悪質商法とも言われ...
-
自己破産
自己破産とは、裁判所を介して、すべての債務を免責(支払い義務の免除)して貰うための手続きとなります。免...
-
物損事故
交通事故の種類を2つに大きく分けるとすると、「物損事故」と「人身事故」に分けることができます。両者は、...
-
欠陥住宅
借りた、また購入した住宅が「欠陥住宅」だった場合、借りた方や購入した方が保護される場合があります。代表...
-
慰謝料(不貞行為など)
慰謝料とは、相手方の不法行為(民法709条)によって生じた、精神的損害(民法710)に対する損害賠償金...
-
契約の解除・取り消し
販売業者などにだまされたため、当該業者との契約を解除・取消ししたい場合、どうすればよいのでしょうか。法...