出資法が定める上限利率、年20%を超えた高利率で貸付を行う業者はすべてヤミ金です。こうした違法な貸付によって発生した借金には返済義務がありません(民法708条)。
しかし、ヤミ金業者は暴力団と関係性が深いため、暴力的な取立行為によって返済を強いられているケースがほとんどです。ヤミ金業者の取立行為は執拗で、法律で禁止されている夜間の取立行為や近隣住民をも巻き込んだ強引な取立行為を平然と行います。
執拗な取立が原因で少しでも金銭の支払いをしてしまうと、ヤミ金業者は取立をストップするどころか、かえってヤミ金業者のターゲットにされてしまうのです。つまり、ヤミ金業者に金銭の支払いをすることは、何の問題解決策にならないのです。
もしヤミ金から借金をしてしまった場合、すぐに弁護士などの専門家へ相談しましょう。相手は暴力的な手段も用いてくる集団ですから、個人で対処しようとしても問題解決は不可能です。また、警察には民事不介入の原則があるため、ヤミ金被害への対応が遅れることがあり、場合によってはまったく話を取り合ってくれないこともあります。だからこそ、法律の専門家である弁護士などに相談し、法的対応策を講じることが効果的なのです。
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違法な借金の取り立てへの対応策
伊藤幸紀法律事務所が提供する基礎知識
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