052-265-6942 事前にご連絡頂ければ時間外も対応いたします。
お気軽にご相談ください。
営業時間
平日9:00~17:00

個人再生で車を手放さないようにするには

  1. 伊藤幸紀法律事務所 >
  2. 債務整理に関する記事一覧 >
  3. 個人再生で車を手放さないようにするには

個人再生で車を手放さないようにするには

個人再生手続は自己破産手続と混同されがちです。そのため、個人再生手続をすると自己破産と同様に資産を失い、車や家を手放さなくてはならないと思われていることが少なくありません。しかし、これは大きな誤解なのです。
個人再生手続は自己破産と違い、申立人の生活を再建するための手続きです。よって、資産を処分する必要はなく、車などの資産も基本的には手元に残すことが出来ます。ただし、1点注意が必要です。もし車のローンを返済中で、「所有権留保条項」が設定されている場合には、車を手放さなければならないという点です。

「所有権留保条項」とは、ローンの返済が終わるまで車の所有権はローン会社に帰属するということを意味しています。そして、ローンの返済が滞った場合には車を回収して売却することで残ローンの返済に充てるという仕組みになっているのです。
個人再生手続を行った場合は、すべての債権を平等に扱わなければならないため、車のローンも減額しなければなりません。ローン会社からすれば、債権が減額されてしまい自社の利益も少なくなってしまう訳ですから、車を回収して出来る限り多くの利益を確保しようします。結果、個人再生の申立人は車を手放すことになってしまうのです。
もし、車のローンに「所有権留保条項」が設定されている場合でも、第三者にローンを弁済して貰った場合や、ローン会社と別除権協定を締結することで手元に車を残すことが可能です。ただし、それぞれの方法には別途、交渉が必要となって来るため、一度専門家に相談してみると良いでしょう。

伊藤幸紀法律事務所は、愛知県名古屋市を中心に、三重県や岐阜県において皆さまからのご相談を承っております。
債務整理に関するお悩みは、当事務所までご相談ください。
経験豊富な弁護士がご相談者様に寄り添い、お悩みを迅速・丁寧に解決いたします。

伊藤幸紀法律事務所が提供する基礎知識

  • 民事再生(個人再生)

    民事再生(個人再生)

    個人再生とは、裁判所を介することで支払いきれなくなった借金の一部を免除して貰い、残債務を原則3年間で返...

  • 自己破産手続きの必要書類|弁護士に依頼するメリットも併せて解説

    自己破産手続きの必要書...

    自己破産手続きを利用する場合には、多くの書類が必要となります。 これらを揃えるには、それなりの労...

  • 騒音・振動

    騒音・振動

    騒音や振動の例としては。建設現場、工場。店舗や出入りする人、交通機関、ピアノなどの楽器など数多く存在し...

  • 過失割合

    過失割合

    交通事故が発生し、当事者間で示談交渉が行われた際、一番問題となるのが「過失割合」です。 過失割合とは...

  • 覚せい剤・麻薬事件

    覚せい剤・麻薬事件

    覚せい剤・麻薬に関しては、覚せい剤取締法や麻薬及び向精神薬取締法で輸入や製造、所持、使用などが総合的に...

  • 交通事故の過失割合9対1になるケース

    交通事故の過失割合9対...

    ■過失割合とは? 過失割合とは、発生した事故に対する各当事者の不注意の割合をいいます。 交通事故事件...

  • 交通事故によるむちうち|慰謝料相場や請求方法について解説

    交通事故によるむちうち...

    交通事故の被害に遭った場合、むちうちの症状を発症することは少なくありません。 たかがむちうちと思...

  • 契約の解除・取り消し

    契約の解除・取り消し

    販売業者などにだまされたため、当該業者との契約を解除・取消ししたい場合、どうすればよいのでしょうか。法...

  • 恐喝事件

    恐喝事件

    恐喝とは人を脅すことで財産上不法な利益を得たり、他の人に得させたりすることです。 恐喝罪が成立するた...

よく検索されるキーワード

ページトップへ